ラルクの狩物語 第5話 3/6



「こ、こいつ……まさか…………ア、アリスの言ってた銀色の……?」本来の目標を達成して胸を撫で下ろしていたビアンカが目撃証言と合致している謎のモンスターを前にして、声を僅かに震わせながらも身構える。「待て! じゃあ山頂でフルフレアと戦ってるのはこのモンスターじゃないっていうのか!?」正体不明のモンスターはアル中が向かった山頂にいると思っていたのか、グラーブが自身の予想を破壊した現実を目の当たりにして二人に問い掛ける。



「どうたろうな…………フルフレアと同じで、銀色の奴も二頭いるっつうのもありえなくはなさそうだけど」


 動揺する金髪アフロの質問にいつも通りの冷静な口調で応じるラルクだが、内心では眼中のモンスターに対する不安に駆られていた。



(こりゃあ…………マジで腹ァ括んねえとヤバそうだ……)






 次の瞬間――――青銀の甲殻を纏った未知なる脅威は脱兎の勢いで三人のハンター達へと猛進する……――――







 △▼△▼ △▼△▼ △▼△▼ △▼△▼ △▼△▼ △▼△▼ △▼△▼ △▼□▼



 
 ガシャッ、ガシャッ、ガシャッ、ガシャッ……!


(少し吹雪ふぶいてきたな……)

 洞窟から出た時の晴天から一転して無数の粉雪が横殴りの風に煽られる天候の中、氷点下に支配された氷と雪が創り出す世界の頂点を目指し、アル中武者ルドルフが重厚な鎧の音を一定のリズムで発生させながらやや傾斜の強い坂を駆け登って行く。身体からは赤闇雷竜の背中に太刀を突き刺した時に見せた鬼神を連想させる威圧感で満ち溢れており、大型モンスターが複数存在する可能性が高い危険地域へと向かうにも関わらず、その表情から不安や恐怖などの感情は微塵も無い。


(銀色のモンスター……仮にシルバーソルだとすれば、流石の我輩でも簡単にはいかないが…………そんな事はありえんだろうな)

 風を切りながら、未だ全貌が明かされない謎の敵の正体を自分が存知しているモンスターではないかと一瞬予想するが、今自分がいるフラヒヤ山脈がシルバーソルの生息地域から逸脱した寒冷地帯という事からすぐさまその考えを否定する。
 すると、疾走している蒼武者の紫眼が地面に存在する複数の物体を一瞬で確認するが、それでもルドルフは両足を止めずに走り続ける。
この時、幾度と無く修羅場を潜り抜けたであろう彼は確実に物体の正体を見破っていただろう。



 ――――体躯を凄惨に引き裂かれ、見るも無残な姿を晒しているドスファンゴとブランゴの群れだという事を……――――



 進むにつれて段々と緩くなっていく純白の坂をようやく登り切って平坦な地面に辿り着いたルドルフだが、紫の水晶玉が創造している銀世界のほぼ中央に映し出されたモンスターの姿に目を奪われてしまう。



 そのモンスターの形状は鳥竜種最強と謳われるヒプノック希少種に次ぐ強さを持つ黒狼鳥イャンガルルガと一致するが、本来のイャンガルルガは禍々しさすらも感じ取れる位に黒ずんだ紫色の体色を全身に帯びているのに対して、ルドルフ教官が捉えたモンスターの体色は青色を帯びた銀色を宿し、体色だけに視点を狭めれば神々しい雰囲気を醸し出しているという認識すらも間違いとは言い切れない程に清廉な色合いが体躯中に万遍無く行き渡っているのだ。


(あいつ……まさかイャンガルルガの……?)


 恐らくイャンガルルガの亜種だと推測されるモンスターの両眼が見据えているのは蒼武者――――ではなく、ルドルフの視界から見て青銀のモンスターの左側にいるフルフレアだ。
 赤闇雷竜に刻まれた無数の傷からは赤い体液が滴り落ち、背中と首の表皮は抉り取られ、左の翼膜には大きな風穴が開いており、地面の白銀には多数の血痕が滲んでいる事を考えるとこの二頭は現在進行形で死闘を演じているという結論に至るが、満身創痍のフルフレアに対して正体不明のモンスターがほとんど無傷なこの状態を見れば、どちらが劣勢でどちらが優勢なのかはハンターでなくとも戦況が手に取るように分かるだろう。



 瀕死状態の赤闇雷竜が血塗れの頭を振り下げると同時に三つの雷球が青銀のモンスターを目指して純白の大地を這いつくばる。約十五m離れた地点からの雷ブレスが射出される刹那に奴は強靭な脚で跳躍――――灰色の翼膜を装備した一対の翼は巨体を宙に浮かせる。フルフル系統のモンスターが使用する電撃ブレスによる感電は外敵の鼓動を苦しむ間も与えずに破壊してしまう強力な攻撃だが、それはあくまでも触れた場合にのみ限られる。
 “必殺技と断言しても過言じゃない殺傷能力を備えたブレスも当たらなければ意味を成さない”……――――その言葉が嘘偽りではない事を証明する状況が完全に成立した。





 青銀のモンスターが首を僅かに後ろに引き、一旦引っ込めた頭部を前方に突き出すのとほぼ同じタイミングで白い球体がクチバシから吐き出される――――何らかのブレスと思われるその攻撃は赤闇雷竜の頭部と接触――――白い爆風が崩れ落ちるフルフレア哀れな飛竜の一部分を包み込む。



 ――――コォォオオオアアアァァアアァッッッッ!!!!――――



 この世から魂を除外された抜け殻を尻目に天空に勝利の雄叫びをフラヒヤに響かせると、両翼で風を打ちながら両脚で純白を踏み付ける。


(さて……行くとするか……!)


 飛竜種であるフルフレアを圧倒的且つ完膚無きまで叩きのめした青銀のモンスターを凝視しているアル中武者は眼光を研ぎ澄まされたナイフのように鈍く光らせ、未知なる敵へと進撃する。
 気配を察した青銀のモンスターは新たな敵の存在を瞬時に認知――目線を気配の元にずらし、開戦の咆哮を鳴らしながら体躯そのものを武器とした突進で眼中の武者に襲い掛かるが――――蒼武者の身体が青銀の背中を影で覆い尽くし、外敵を轢き殺そうとした謎のモンスターの突撃は不発に終わってしまう。
 生まれながらに授かった巨大な体躯を軽々と飛び越えたルドルフは卓越した跳躍力を秘めているのは紛れも無い事実だが、ただ攻撃を回避しているだけではいつまでも決着ケリが付かない事は明確であり、どちらかが相手の命を刈り取らない限り闘争は終結しない。





 謎のモンスターは両脚による急ブレーキで己の速度を殺し、体躯を百八十度左に向けた青銀の口膣から白い球状のブレスが解き放たれるが、既に二十m以上の遠距離が出来ていた為、慌てる様子は少しも見せず、ブレスと蒼武者が重なり合う寸前に左に跳ぶ事によって回避に成功――――標的を見失った白球は後方の赤闇雷竜の死骸に再び直撃する。


(フッ……どれほどの強さを誇るのか、愉しみだ……!)


 まるでどこかの小説に登場する悪党を彷彿させる不敵な笑みを怪しく浮かべると、背中の鞘から獲物を引き抜く。
 教え子達が生誕する以前からハンターとしての軌跡を歩んできた彼にとっては、強靭な肉体と生命力を持つモンスター達と繰り広げる死闘すらも快楽の一因に過ぎないのだろうか……。



 <軍刀【獅子皇】>の刀身を右肩に乗せ、アル中武者は未知なる敵へと疾走――――それに反応して戦闘用に進化したクチバシから迎撃の砲弾が射出されるが、ルドルフは最初から三度目のブレスが来ると踏んでいたらしく、左斜め前に跳んで避けるその様は芝居や劇で事前に決められた役を容易くこなす大物役者が如く余裕に満ち溢れている。
 着地した刹那、間髪入れずに追撃のブレスを蒼武者に目掛けて打ち出す――――大地に積もった積雪が雪埃となって宙を舞い散りながら白い爆風と混ざり合うが、その中にブレスの主が敵と認識した者の姿は無い。
 なぜなら、着弾寸前に両足で雪を蹴飛ばして高くジャンプしていたからだ。




 パッと見ただけでも二mは宙に跳んだルドルフ教官は<軍刀【獅子皇】>を右肩から離すと、跳躍から落下までに至る時間を利用して柄を握る右手を先程のフルフレア戦と同様に、人差し指と中指の間に柄を通して順手から逆手に持ち替えて、背中に着地すると同時に切っ先で体躯を守護する背甲と背甲の間を強引に突き破る……――――!!


――――グゥゥゥガァァアアアァアァァッッッ!!!――――


 太刀が貫いた箇所は、左翼の付け根近くだった。
 背中には太い棘が数本装備されているが、蒼武者の着地地点と重なり合う事は無かった。

 
(……急所は外したが、刺さったのならば問題はない)



 耳障りな絶叫など無視し、<軍刀【獅子皇】>の持ち柄に加える力を増大させようとした次の瞬間――――――青銀の体躯が不規則且つ暴力的に動き出し始める。
 恐らく、激痛と憤怒の感情に囚われたが故の行動だろう。

「何っ!? この野郎……!」


 武器が突き刺さった敵が暴れ出す事態は予測済みであったルドルフだが、想像以上の暴れっぷりに左手を持ち柄から滑らせ、焦躁の声を上げる。その様は赤闇雷竜とは比べ物にならないものであり、獲物に自身の腕力を付加させる程の余裕があるものの、今現在の状況では力を蓄える事はおろか、まともに立っているのさえも許されなかった。


(このままでは、逆にこちらが危ない、か……)


 心の中でそう思ったアル中武者は左手を逆手で握り締め、強烈な遠心力に耐えながら両足で背甲と蹴ると同時に<軍刀【獅子皇】>を、ヌチャッ……という生々しい音と共に抜き取った。




 繰り返される絶叫を真っ白な大空に響かせながら後方に仰け反る青銀のモンスターとは正反対の方向に跳んだ蒼武者が背中から雪の大地へと倒れ込むが、すぐさま<軍刀【獅子皇】>を杖代わりにして起き上がる。



 
(どうやら、フルフレアよりは愉しめそうだ…………)



 ルドルフ教官は知らないだろう。その教え子達が対峙しているモンスターが自身と同じく、イャンガルルガに酷似した得体の知れぬ敵と遭遇した事実を…………。




 △▼△▼ △▼△▼ △▼△▼ △▼△▼ △▼△▼ △▼△▼ △▼△▼ △▼□▼



「ハァ……ハァ…………っっうおらぁっ!」


 途切れ途切れに漏らす苦悶の息を噛み締めて<ザンシュトウ【雛】>を青銀のモンスターのクチバシ目掛けて振り落とそうとするラルクだが、敵は後方へと宙返りし、多数の棘が生えた尻尾を外敵に振り上げる――――尻尾は青銀を襲った桃色の大剣に直撃した。「くっ!?」単純な力比べでは当然モンスターに敵う筈が無く、パワーに押し負けた銀髪の少年の両手から<ザンシュトウ【雛】>が引き離されてしまい、ランポスシリーズに武装された身体は尻餅を付いてしまう。



 獲物を手放してしまい、完全に無防備となったラルクを見据えている青銀のモンスターの口膣から白い霧のようなものが漏れ出す。
 恐らく、ブレスの予備動作の一種だろう。(まずい……!)危険を察知したグラーブは<クックジョー>を握る両手に気合いを込め、コンガグリーヴに守られた両足で爆走――――――「うるぁああぁああっっ!」眼前のクチバシに怪鳥の大鎚を左斜めの方向に振るう。


 ――グガアァァアアアッ……!!――


 左側から襲撃して来た一撃に呻き声を上げながら体躯をふらつかせる青銀のモンスターに、振り切ったハンマーを一撃目とは正反対の方向に振り返す――――ほぼ同じタイミングでショットボウガン【蒼】を構えるビアンカが立っている位置から、銃声と一緒に発射された何らかの弾丸が左の翼膜へと奔る――――イャンガルルガ似の敵は幾つもの傷を刻まれた両脚で跳躍する事によって、金髪アフロの二撃目と緑髪ツインテールの銃撃は空振りに終わってしまい、両翼が引き起こす風圧で舞い上がる粉雪がグラーブの身体に降りかかる。




 風圧が地面に届かなくなる高度まで上昇してから約二秒後、金髪アフロが操る<クックジョー>に殴られても尚、白い霧を漏らし続けていたクチバシから白い球状のブレスが地上の外敵に目掛けて射出――――――「どぅわああぁっ!??」世間一般的には勇猛果敢なイメージの強いハンターとは思えぬ程の情けない声を出しながらも、咄嗟に右斜めの方向へと飛び跳ねた事で直撃は免れ、着弾地点とその周りに積もった積雪はブレスの爆風で四方八方に飛び散る


 だが、ブレスによる空爆は一発じゃ終わらなかった。


 首を左斜め下にずらすと同時に二発目のブレスを今度はラルクに向けて発射――――「くっ……!」尻尾によって弾かれた<ザンシュトウ【雛】>を既に拾い戻していた彼は、迎撃のブレスを左斜め前に跳ぶ事で回避し、着弾と共に粉雪が空間を美しく彩る。
 猛威を振るう敵に対して、ブレスに狙い打ちされていないビアンカはただ黙っている訳ではなく、鈍く光る銃口を上空に漂う青銀に向ける。どうやら、打ち落とそうと考えているらしい。
 焦りと緊張で震える手を制御しながら、右指でトリガーを引く。



 ――ドシュゥゥン!――




 やや重い銃声と共に放たれた弾丸は<通常弾Lv2>というガンナー達の間では最もポピュラーな代物であり、ついさっき灰色の翼膜を照準とした弾丸も<通常弾Lv2>だ。空気を切り裂きながら凄まじい速度で青銀の腹部へとめり込み、身の毛も弥立よだつような恐ろしい悲鳴が轟くと同時に青銀の体躯が空中でもがくが、墜落には至らなかった。
 人間には想像する事すらも叶わない痛みを抱えているであろう“未知なる脅威”の眼光が怪しく揺らめき、ボウガンを携えた緑髪の少女を鋭く睨み、両脚から生えた鉤爪かぎづめを彼女に向けたと思うと、青銀のモンスターはその体勢のままビアンカに突撃する……――――!




「あっ……!」両眼が大きく開いたに銀髪の少年が跳び付き、<ショットボウガン【蒼】>を両手から離した瞬間に地面へと倒れ込み、可憐な少女を殺し損ねた青銀のモンスターは鉤爪で雪を宙に舞わせながら乱暴に地上へと降り立った。
 ラルクが咄嗟に彼女を庇わなければ、目も当てられないような状況になっていた事だろう。


「あ、ありがとうラル――――」
「礼言う暇があったら、さっさとシビレ罠の準備!」


 感謝の意を表そうとしたビアンカの言葉を緊迫感に満ちたラルクの言葉が遮り、青鎧で包まれた身体の下になっている少女に配慮しながら起き上がる。
 緑髪の少女もそれに続いて地面から身体を起こして落としたボウガンを右肩に戻すと、右手でギアノスコートに装着されたポーチから円形の物体を取り出す――――シビレ罠だ。



 青銀のモンスターは勢い余って洞窟の出入り口近くまで移動してしまい、幸いにもラルク達との距離はかなり離れていた。
そして――ビアンカは洞窟の出入り口から見て正面、ラルクは左斜めの方向へと散開する。






 アル中の教官が山頂へと向かってから十分後の現在いま――――三人はイャンガルルガに類似したモンスターとの戦闘で疲弊の一途を辿っていた。“最悪”という程ではないが、確実に“劣勢”の言葉が似合いそうな戦況と化している。



 バカアフロ――――グラーブの褐色に満ちた身体を守るコンガシリーズは、右のグリーヴの膝から太腿に当たる部分が刃物のような物で裂かれた跡があり、露出した部分の半分以上は赤い体液が占めている。
 腹筋もまた同じように斬られた跡が刻まれ、身体に滴りながらコンガフォールドに染み込んでいく有り様だ。


 ラルクはというと、青銀のモンスターの攻撃でランポスヘルムが外れてしまい、白銀の霊峰の上に無造作に転がっている。ランポスフォールドの右足を覆う部分は木っ端微塵に破壊され、その他の部位も僅かに凹んだ跡や爪で削られた跡がくっきりと残っており、三人の中では一番痛々しい状態である。


 今回のメンバーで唯一のガンナーであるビアンカは遠距離からの射撃を続けていたお陰で、左頬の切り傷から流れる血を除けばラルクとグラーブのように目立った外傷は見当たらないが、剣士以上に周囲に気を配る必要があるガンナーという事もあって、精神的な疲労は三人の中で一番蓄積していた。
 ちなみに右のヘアバンドは戦っている内に外れてしまい、開放された緑髪は風に靡いている。


 疲弊の原因である青銀のモンスターもラルク達の奮闘によって、無傷という訳ではなく、クチバシには小さなヒビが三箇所、二つの翼膜には弾痕と切り傷、胴体には三人の武器がそれぞれ作った傷が刻まれており、彼らの戦いっぷりが伺えるものだった。
 だが、それでも青銀のモンスターの破竹の勢いは止まらず、依然として暴走を続けていた。



 間一髪で敵の攻撃から逃れたビアンカは少量の積雪を左手で払い、その上にシビレ罠を素早く設置すると、左手で別のポーチから角笛を取り出して歌口にありったけの空気を送り込むと、先程アル中が流した音色とほぼ同じ音響が響き渡り、緑髪の少女は後方へと走る。
 音色を聞き取った青銀は、すぐさま百八十度後ろに視点を向けた瞬間に疾走――――トチ狂ったように首を左右交互に揺らしながら確実且つ迅速に音源ビアンカとの距離を縮めるが、残り十二mというところで青銀のモンスターが疾走を停止し――体躯が痙攣し始めた。
 罠に掛かった敵を見たラルクとグラーブは急いで青銀の元へと走り出し、ビアンカは新たな銃弾を弾倉に詰め始める。尻尾に駆け寄った銀髪の少年は右足を引いて<ザンシュトウ【雛】>に腕力を加え、金髪アフロは<クックジョー>の柄に力を注ぎ、真紅の瞳でクチバシを凝視――――<ショットボウガン【蒼】>のリロードレバーを引いたビアンカは胴体と照準を合致させる。





 狙いを外さぬように気配りながら、右の人差し指と中指でボウガンの引き金を引く――――放たれた弾丸は左脚の甲殻に突き刺さり、僅かな間の後――けたたましい爆音と共に標的を守護する甲殻が爆風で吹き飛ばされる。緑髪の少女が撃った弾丸は、フルフレア戦の時にも使用した<徹甲榴弾Lv2>である。
 それに続いてグラーブが最大限まで腕力を溜め込んだハンマーによる回転攻撃を開始――――凶悪的にしゃくれたクチバシの右側に一定の間隔で打撃を叩き込んでいき、<クックジョー>に積雪を纏わせながら、振り上げによる攻撃を見事に顎へと決めるが、その直後に青銀を捕縛していたシビレ罠が砕け散ってしまう。
 バカアフロと同様に自身の獲物に腕力を注ぎ続けたラルクだが、三人の連続攻撃の最後を飾る大剣の奥義とも言うべき技である<溜め斬り>を放つ――――溜め続けた腕力を乗せた斬り上げにより、甲殻に守られていない下部から尻尾を切断されると同時に青銀のモンスターは体躯の一部を切り離された痛みによって、血飛沫を上げながら前方へと大きく飛び跳ね、青銀の体躯は地面へと倒れ込むが、ビアンカは右斜め、グラーブは左斜めへと既に移動していたため、接触には至らなかった。







 尻尾の切り口から鮮血を滴らせ、敵対するハンターがいる後方に振り向いた時、グラーブの右手から投げられた球状の物体が青銀のモンスターの眼前に飛び込んで来た、その時だった。










 球状の物体が内部から破裂した瞬間に白光が迸りほとばし――――生物、積雪、氷柱、氷壁を司る空間を真っ白に染め上げた……――――





オメガ
2009年05月04日(月) 00時06分12秒 公開
■この作品の著作権はオメガさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
upが相当遅れてしまい、大変申し訳ありません……。汗

祖父の入院、パソコンの不調、MHGのwii版にハマった等の事情がありまして、upはおろか、コメントすらも出来ないでいました。。。。
本当に申し訳ないです……(謝罪


今回で謎のモンスターとの戦闘に突入しましたが、いかがでしょうか?
期待外れならば申し訳ないです。。。
謎のモンスター……もといイャンガルルガ亜種は、リオレウスをイメージしながら描きました。
原種の行動パターンがリオレイアと似通っているので、亜種はリオレウスに似たような行動パターンを中心にしてみました。


ルドルフ教官は余裕がありますが、ラルク達は結構マズイですね。
果たして勝てるんでしょうか?(←お前が言うな


□■□■カテドラルさん□■□■

もうグラーブはこの作品に必要不可欠になりましたからねw
若干シリアスになりがちな(?)MH小説では珍しい存在かな?って自分じゃあ思っていますww

まあ、「闇」って漢字を「あん」なんて読む事はまずありませんからねw

「鎧竜」は、「よろいりゅう」の方がしっくり来ますかね……まあ、個人的な意見ですがw
「ももけじゅう」と「みどりけじゅう」って読んでましたw(爆
カテドラルさんの読み方が正しいと思いますよ!

□■□■未来都市さん□■□■

まさかそこまで僕の事を評価してくれるとは……未熟だと思っていますが、褒め言葉は素直に受け取っておきます(何
今年はちょっと忙しくなりそうなので、upは遅れるかもしれませんが、これからも宜しくお願いします。

□■□■カイナさん□■□■

はい、イャンガルルガの亜種ですw(何

ラルク達とルドルフ教官じゃあ実力的にかなりの差があるので、少なくとも大丈夫だとは思いますよ……多分w(ぇ

□■□■紅竜騎士さん□■□■

いえいえ、僕は相当コメントしていない人の部類に入りますので、むしろ謝るのはこちらの方ですよ。気にしないで下さい。

まあ、闇雷竜と赤闇雷竜はあくまで僕のオリジナルですからね…(汗
しっくり来ない呼び方かもしれませんがw

アル中は……重度でなければ大丈夫だと思いますよ。
青銀のモンスターともまともに戦っていますし。

□■□■メラルーツさん□■□■

初めまして、オメガです。

いやいや、僕なんかよりもカテドラルさんやCieloさん、風斬疾風さんや放浪の軍師さんのような作品を見習った方がためになりますよ。
まだ描き始めて約半年くらいしかたっていませんし……。

誤字報告感謝します。気をつけねば……

□■□■噂の伝説双剣使いさん□■□■

初めまして、オメガです。

個人的にはグラビコアとゲリョバイオとクックオーシャンが気に入っていますww結構イメージ合っています。

お褒めの言葉を下さって光栄です。
これからも頑張って行きたいと思いますので、宜しくお願いします。

□■□■話の長いあの人さん□■□■

真実を告げてくれて本当に感謝しています。
安易な行為に至り、不快な思いを与えてしまい申し訳ありませんでした。

□■□■05さん□■□■

僕の作品で古龍の武器を所持していたらホントにヤバイ実力を持っています。
たとえそれがアル中であってもwww

ギャグは……進化出来るかどうか分からないです。
努力はしますが……w

□■□■トライさん□■□■

グラーブとビアンカがちょっと馬鹿っぽい掛け合いをしてて、それをラルクが冷静に傍観するか、何かと口を出すのがこの小説の主流といって過言じゃないですねw

□■□■チャーリーさん□■□■

まあ、あそこまで特徴を言ってしまったら嫌でも正体は分かっちゃいますよねw

それだけルドルフ教官の力量は凄まじいって事ですよ。相性の悪い武器でも余裕で倒せる位ですからね……(汗

あれ? 氷が弱点でしたっけ?
最近フルフルと戦ってないから忘れてましたw

□■□■風斬疾風さん□■□■

うーん……問題は無いと思ったんですが…まあ、参考にはしておきます。

ノリはどうでしょうか?
戦闘描写オンリーとなってしまったので、ちょっと不安です。。。

コンビネーションでの戦闘は個人的に結構好みなので、前回や今回のような戦闘描写はこれからも続くかもしれません……自信はないですけど。

そうですね……これからは「非公式」っていう事を明確にしておきます。



次回は、絶対的な実力を持つルドルフ教官が青銀のモンスターとの本格的な戦闘に突入し始めて、ラルク達が反撃に移るといった内容ですね。
またupが遅くならないように気をつけなければ……それでは、また会う日まで!(何


4/29

 誤字発見しましたので、修正しました。
 「肘」ではなく、「膝」でした。

 後、文章の一部も修正しました。

5/4

 文章の一部修正と、空行に修正を加えました。

この作品の感想をお寄せください。
 ども、チャーリーです。

 ルドルフ教官は余裕満々ですね。一体どれだけの力があるのやら……。
 そしてラルク達、ピンチ(?)ですね。それでも行動の全く読めない銀狼鳥とよくもまあここまで……。この三人、大人になったらビックになりそうw

 次回も期待しています!
30 チャーリー ■2009-05-09 08:36 ID : /au4C0FQ4gY
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初めまして、レイリーと申します。

オリジナルモンスターってのはとてもいいアイデアだと思います!
戦闘描写もかっこいいですし・・

作者自身がまだ未熟なため、あまり良いコメントが出来ないです、すいません・・

ではこの辺で、次回を楽しみに待ってますw
40 レイリー ■2009-05-04 23:14 ID : NkC/XpGFwbw
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What a F●ckin' hell's up?! 話が飛んでる上にコメント返しがない…その理由はただひとつ。。。私が前回の作品に目を通せていなかったから…orz
地獄の長時間勤務の弊害がこんなところにも。。。泣

誠に申し訳ありませんでした。。。と皆様に謝罪会見ばりの陳謝陳謝の雨嵐ですm(_ _)m

さて、本編、、、なかなかの追い打ちっぷりですね。やはり絶対的な力の差を埋めるには攻めと守りのバランスが大事ですからね。
かつて、私の友人も罠に敵がはまった時にのみ攻撃をしかけにきてました。。。でも武器が弱小なため、弾かれまくって結局すぐに退散。そして、剥ぎ取り時だけひょこっと顔を出す始末。。。そんな輩には大樽爆弾で剥ぎ取り阻止をw

関係なくなってきました 汗 イャンガルルガって何かと都合よくイイトコ取りですよね。(攻撃力が弱いのが救いですが)ハメとかも普通にやってくるし、、、正直あまりメリットがないのであまり闘ってませんw
レア素材もないので。
30 Cielo ■2009-05-02 11:09 ID : .76UVRVGeEk
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 いやー、見てみたいもんです、ガルルガ亜種。なんかかっこよさそうですね。

 アル中強えー! もう少しで翼が落ちたのに〜! 自分じゃないけど悔しいです。
 対するラルク組。苦戦を強いられてますね。ビアンカをレウスキック(?)から救ったときのラルクは男前でしたね。やるじゃん!

 G買ったんですね!(泣)私はできないので報告楽しみにしてます。しくしく。
40 紅竜騎士 ■2009-04-29 18:49 ID : 9A0d1.S/GRk
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