地雷な彼女
 地雷な彼女 プロローグ



 息を切らして病室の前に立つ。
いよいよ自分の子供に合える。そう想うと心が弾む。それと同時に不安が俺の心を締め上げる。
本当に自分が、一児の父親として子供に接していけるのだろうか。
その全てを胸の内に押し込んで、病室の扉を開く。

 「やっと来たか、私もこの子も待ち侘びていたんだからな」

 彼女がベッドの上から俺に顔を向け、おくるみに包まれた赤ん坊を抱いて微笑んで言った。
今の心境を彼女に悟られないようにいつもの態度で話す。

 「なんだ、お前の事だからまだ寝てると思ってゆっくり目に来てやったんだが、少しゆっくり過ぎたかな」

 もちろんそんな事は無い。子供が産まれたと聞いて矢のように弾かれて来たんだからな。
彼女はもう一度微笑み、「…馬鹿」と呟いた。

 「そうだ、その子の名前はもう決めたのか?」

 とても大事なことを聞く。その子の名前を決める、ということはその子にとっても、俺達にとっても大切な事だ。

 「少しだけ考えたんだが、やっぱり決めるのはお前と一緒にと思ってな、まだ決めてない」

 「ほぉ、そうか、じゃあまずはお前が考えたのから聞かせてもらうかな」

 彼女が「考えた」名前が少し気になった。エキセントリックな彼女の事だ、奇想天外摩訶不思議奇天烈な名前を考えたのだろう。
ゴンザレスやジョセフィーヌ、はたまたげろしゃぶかフーミン辺りだろう。……それだけは絶対阻止したい。

 「この子は男の子だからな、シンと言う名前を考えたんだが、どうだ?」

 意外だ、意外過ぎる。まさか彼女からまともな名前が返ってくるなんて……。これはちょっとした恐怖ですよ大佐殿。

 「どうした?そんなに固まって」

 「ぅえあ!?いや、良い名前だな、気に入った」

 「…そうか、良かった」

 彼女は腕の中ですやすやと眠っている赤ん坊に静かに問いかけた。

 「お前の名前はシンだ。気に入ったか?」

 赤ん坊はそれに答える様に頷いた。本当に答えたかどうか分からないが俺には少なくともそう見えた。

 「しかしまぁ、何時ぞやの地雷女が訓練所の鬼教官、そして一時の母親になるとは、えらい出世だな」

 少しおどけた調子で彼女をからかう。彼女は少々問題があったが、俺と一緒ハンター家業は営んでいた。
だが、゛あの゛モンスターと対峙して足に怪我を負い、ハンター家業を維持できなくなってしまった。彼女はハンターとしては死んでしまった。
しかし、ギルドからの厚い要望で彼女は訓練所の教官としてハンターとの繋がりをもう一度得た。

 「地雷は昔の話だ!今思い出しても結構恥ずかしいんだからなッ!」

 軽く頬を染めて彼女が言った。
 彼女は以前まで、俗に『地雷』と呼ばれるハンターだった。
 彼女との出会いを一から思い出してみる。


   ―――To Be Continued―――
おちょめ
2009年05月06日(水) 15時06分12秒 公開
■この作品の著作権はおちょめさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
 どうも初めまして、おちょめと申します。
 モンスターハンターの世界で忌み嫌われている、地雷をテーマに、バトルを織り交ぜ、ネタを織り交ぜて、小説を描いていきたいと思います。
 だいぶ連載が亀になりそうですが、頑張っていきたいです。
 余談ですが、さっき「モンスターハンター」をタイプミスして「モンスター半裸ー」と少々卑猥になってしまいました。以後タイプミスには気を付けたいと思います。
ではでは。

この作品の感想をお寄せください。
はじめまして。Cieloです。
誤字がいくつか見受けれるようです。今後、ここで長く小説を描いていきたいと思われるのであればそれらを改善する様にした方がいいかと思います。

2話目からいきなり追憶編になるんですかね??多少きびしい事を言っても期待をしているCieloでした。
20 Cielo ■2009-05-09 01:51 ID : .76UVRVGeEk
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はじめましてこんにちは。烏羽千歳と申します。以後お見知りおきを。

プロローグが現在、本編が過去という書き方は凄いと思います。
言ってみればネタバレ状態ですから。
私のように何度もプロットが途中で変わってくる人間には到底真似の出来ない、作りこまれた作品なのだと思いました。

地雷な彼女がどう立ち回るのか、今後も期待しております。
30 烏羽千歳 ■2009-05-06 23:09 ID : f7a7PKkeP8s
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 はじめまして無名の一般人ですが、無名でいいです。

 初めてですか……最近初めての方が多いようです、私や烏羽千歳様、レイリー様、ガク様などなど……です。私が一番下手で皆さんと競争しているような感じで勝手にやってます、他の方々気にしないでくださいね。

 内容は……まあ、いいんですが<量>ですね、プロローグですからいいとして、次からはもっと量がほしいところです。 それと赤ん坊が……がなんて言うか物語のカギになりそうな予感がします、気のせいならいいです。

 コメントは他の方々にしてあげてくださいね。では一緒にがんばっていきましょう。(私の方が下手ですが)
30 無名の一般人 ■2009-05-06 18:49 ID : mF6s5HR6vGg
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