記憶探しなんてよくある物語だよね。(違Ver |
外に出ると、凄くシーンとした街だった。 誰も人がいなくて、信号はあるのに鳴ってない。 横断歩道があるのに車がない。ワケわかんない! バルズ「ここドコ?」 キウル「ここは・・・街Bかな?」 ミモリン「んん?街Aでしょぉ」 バルズはAとかBとかワケわかんなくて、もうそれどころじゃなくて・・・。 バルズ「あの・・・キウル君?あの・・・前から突っ走ってくる機械何よ?」 キウル「あぁ、ノーギアス。」 ミモリン「ギアがない機械だよ。どうやって動いてるのかもわからないからノーギア達。ノーギアス」 バルズ「電話って・・・こいつのこと?」 ミモリン「こいつを何時間いないに倒せってことなんd」 バルズ「痛ッ!!」 自分の二の腕を見ると、時間が記されていた。「5:00」と表示されていて、真っ赤で血にも見える。 ミモリン「おっきぃねぇ。5時間でいけるかな?」 キウル「じゃあ・・・まずバルズ君の力でも見せてもらおうかな?」 バルズ「倒せ?え? 無理っす」 キウル「装備ナシであんなとこに倒れてたんだから・・・。能力者ってことでしょ」 バルズ「はああああああああ?!もうわかんねぇよおおぉぉ!」 バルズは自分のワケのわかんなさとノーギアスのウザさとキウルのうっとぉしさにキレた。 バルズ「うおぉい"!そこのボンクラマシン!行くぞオラァ!」 バルズは、鞘を取り出すと、剣を抜いた!!ってアレぇ!? バルズ「かっ!刀がねぇえ!!」 握ったのはいいが、刀身、刃がなかった。 バルズ「はあ!?マジいみわかんねぇよおおぉ!」 キウル「何アレ・・・使えなさそう・・・」 ミモリン「何か吸収しそうじゃない?」 剣を地面にブッ刺したバルズは、 「剣よはえろー」 ダルい声で言った。 フンッ!! 剣を抜いたバルズは、またまた驚愕した! 「マジで生えたあああああああああ!?」 剣は地面色になり、コンクリートの素材で刃に成り立っていた。 やる気が出たバルズは、ノーギアスに突っ込んでいった。 人のような形のバカでかいガンダムみたいなノーギアスは、 肩から波動のような球体を作り出した。 バルズは、それを斬った!と思ったら返り討ちだった!! ミモリン「弱っ・・・」 キウル「何て・・・弱さだ・・・」 バルズ「ぐああああああああああああ!って・・ありゃ?」 さっきから不可思議なことばっかりでもうイヤになった。 痛くないのだ。そのかわり、口や鼻からどくどく血が出ていた。 ミモリン「毒かな?」 キウル「僕が行くよ・・・」 キウルは目を瞑り、浮いた。え?浮いた!? キウル「ふっ・・!」 バルズは唖然としていたのでわからなかったが、ノーギアスがとんだ。 ミモリン「お、いきなり本気?」 キウル「鼻血危なそうだし、早めにしようと思って。」 ノーギアスはキウルの作り出した光柱で飛んだみたいだ。 バルズ「お前、超能力者かなんかか?」 キウル「君だって意味わからないわけ不明な刀作ったじゃないか。」 ミモリン「ノーギアス、まだ生きてるよね?」 バルズ「俺より格段にうえじゃねえかよ!何この実力の差!生きるのイヤんなるわ!」 ミモリン「生きてるよねぇ!?」 キウル「ミモリン始末してきてよ。バルズ君、能力ていうのは生まれつきだからさぁ・・・」 ミモリンはポケットにあった双眼鏡を取り出し、場所を確認したあと、 片手剣をブーメランのようにし、ノーギアスのクビを切り取った。 クビは崩れ落ち、体だけのノーギアスは黒く変色し、消滅した。 さっき部屋から出たときの時計は2時半だったはずなのに、この短時間で6時半になっていた。 なんで!? キウル「やっぱり超能力って僕以外は止まってるの??」 ミモリン「あたしには2秒ぐらいに見えたけど?」 キウル「じゃあ僕が普通で、周囲の時間が早くなってるわけだ。柱作る以外の超能力は普通なんだけどなぁ・・」 話から逃げたバルズは、「こんなところ1秒もいたくねえ!」と思い、ビルのドアを開けた・・・。すると、1瞬でさっきの部屋に戻っていた。 キウルとミモリンも同じだった。 さっきのように、イスに座っていた。 キウル「ミッション達成みたいだね。」 バルズ「なぁ・・・。何であんなのがいるんだ?ミッションって何だ?何のため?そして俺はどこにいたんだ??」 ミモリン「ノーギアスは何で出てくるのかわからない・・・。ミッションは独楽村っていう人がノーギアスを探知できるから、そのノーギアスを倒す仕事だよ。私とキウルは適任者っていう選ばれた人みたい。バルズのことはキウルに聞いて。」 キウル「君は・・・。さっきみたいな街にいたんだよ。街Bに。」 バルズ「でも何で?俺は・・・何のためなんだ?」 ミモリン「ちょっと待とうよ・・・。さっきの戦いで・・・息が・・・」 キウル「休んでからにしようよ。バルズが一番キツかったはずなのに、何で息ひとつ乱れてないの??」 バルズ(何でこいつはさっきから察すように言動をするんだ??俺の何かを知っているか・・・。俺のコトをなんでそんなに知っているんだろう?) キウル「何で僕が君のことを知っているか?でしょ。」 ミモリン「そこまで言うと・・・バルズ気付いちゃうかもよ??」 キウル「もう言っちゃうべきなのかも」 バルズはシビレを切らしていた。ミモリンはともかく、キウルは絶対に記憶があるとき何かを知っている。 バルズ「俺はいったい何なんだ!?」 キウル「ノーギアスさ。」 バルズは頭をおさえた。また激痛が走った。 息を整えると、バルズは 「はぁ!?俺がさっきみたいなバケモノなのかよ!?」 ミモリン「だってキウル以外は超能力を使えないし、あんな剣の姿を変えることが出来るのはノーギアスだけなんだよぉ!?」 バルズ「俺が・・・何であんな機械なんだ!?そしてキウル、お前は俺の記憶があるときのことを知っているのか!?」 キウルは難しい表情をしたあと、こう言った。 「君は僕が狩ったノーギアスで 珍しく皮膚がついていたからそのままつれてきただけさ。まさかノーギアスに記憶がないとは・・・。」 ミモリン「・・・」 PLLLLL・・・ 沈黙を破ったのは着信音だった。 ミモリン「1日に2回なんて!?」 キウルは俺を連れてきた理由のあと、何も喋らずに街Bへ移動していった。 ミモリンもそのあとに続き、ドアを静かに開けていった。 バルズはベッドに飛び込んで、少し考えた後、ドアにドロップキックで突っ込んで行った。 キウル「僕はもう超能力を使えないよ。バルズ、君が闘うんだ」 ミモリンはバルズにうなづいて、目で「がんば!」というように視線をむけてきた。 バルズは、少し考えてみた。 さっき、刀をコンクリートにブッさしたらコンクリートの刃が出来た。 この刀は刺した対象物に変化して刃になるのだろうか? 物ではなかったらどうなるのだ? 空気や酸素は? バルズ「まぁいいや!」 刀を鞘から抜いたバルズは、自分の胸に刀を刺した。 胸から刀を抜くと、冷静になったバルズの気持ちをそのままにしたような、 真っ青な刃がカタチと化していた。 バルズ「やはり気持ちも具現化できるみたいだ・・・。」 二の腕をみると、0:30と表示されていた。30分でノーギアスを? 不可能だ。 ノーギアスはまだ見えない。どこだろう?? バルズ「おいキウル、ノーギアス」 「はどこだ?」といいかけた瞬間、目の色がヤバい色になったキウルが、 サイコキネシスで看板を投げようとしていた。 バルズ「うあああぁ!」 必死で看板を避けたバルズは、ミモリンに目をやった。 やはり。ミモリンも目の色がヤバかった。 刀を背から抜き、コチラに構えている。 バルズ(ミモリンもキウルも・・・ノーギアスなのか!?) バルズの刀の色は、悲しみの紺色に染まっていた。 バルズ「くそおおぉぉ!!」 バルズの悲しみのツルギは、ミモリンに向けられていた。 片手剣と大きな剣の差は圧倒的だった。 ツルギの刃は見事にミモリンの胸を貫通していた。 ミモリン「く・・・」 ミモリンは腰から取り出した丸いタマゴみたいなものを、俺に差し伸べてくれた。 そのあと、ツルギをぬくとミモリンは真っ黒になって消滅していった。 さっきのノーギアスのようにカタチは崩れていない。 バルズ「キウル、短い間だったけど こんなに見知らぬ人に優しくしてくれる人・・・いや、物は初めてだったよ。」 キウルに声は届いていない。それを理解していながらも、バルズは最後になる声を街Bに響かせた。 キウルは光のツルギを手から放射した。超能力でこんなことも出来るのか・・・ バルズはさっきのタマゴの異変を感じた。そして爆破したのだ。 バルズ(な・・・。ミモリンはやっぱり・・・) ポッケにいれていたので、足に凄く激痛が走った。ヤバイ。倒れる。 刀を具現化させようと。目を瞑ると、キウルの微笑んだ顔が見えた。 「 あ り が と う」 そう口を動かしたように見えたバルズは、立ち上がり、最後の具現化を始めた。 色はピンクと赤を足して2でわったような色だった。 刀に名前をつけた。「桜刀ーサクラトウー」 バルズ「いい名前だろ。桜は美しく咲いても最後は散ってしまう そんな美しく悲しい徒花なんだ。」 停止しているキウルの胸に 桜刀を突き刺した。 キウル「く・・・」 キウルは黒くなり、崩れだした。 バルズは、さっきのミモリンと違う消え方だったので、さほど驚いたが、 背を向けてドアを開けようとした。 キウルの残骸は、バルズの左足に執着してきた。 バルズ「な、キウル!何すんだよ!」 バルズはさっきのミモリンの球体と同じような事を想像した。 少し違ったが結果はそうだった。 残骸のせいで、足が腐敗してきたのだ。 左足はボロボロで、激痛というより、感覚がなかった。やっぱり 体にヤバイ症状が出ていた。 必死にドアを開けると、白い光に包まれていた・・・。 あれ・・・? 俺の左足はなかった。あたりを見回すと、薬箱やテーブルがあった。 男???「やぁ。大丈夫?」 女???「倒れてたんだよ!意識なくて!」 男「僕の名前はキウル。こっちがミモリ。」 キウル・ミモリ「よろしくね!」 唖然としたバルズは、あの着信音に気付いた。 PLLLL・・・ ミモリ「ミッション?」 キウル「そうみたいだよ。」 キウルが微笑したように見えた・・・。 バルズ「ぐっ!!」二の腕に激痛が走った。 そこには、「5:00」の文字・・・。 そうか・・・。最初が記憶喪失。次は左足がなくて・・・。 同じ人ばっかりで。同じストーリーで・・・。 バルズ「うわああああああああああああああああああああ!!!!」 気付くと街Aに来ていた。 |
芝生頭の14歳ぐらいのお兄さん
2008年02月11日(月) 22時26分42秒 公開 ■この作品の著作権は芝生頭の14歳ぐらいのお兄さんさんにあります。無断転載は禁止です。 |
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〜た。 が多いかな、やっぱり現在形をもっと取り入れたほうが良いかと | 30点 | メタルギルド | ■2008-02-12 22:47 | ID : /QeFFyrsMD2 | |
「桜は美しく咲いても最後は散ってしまうそんな美しく悲しい徒花なんだ。」 これは結構良いな。 あのね、過去形の文が多いかな。 もっと現在形を書いた方がいいと思うよ。 |
30点 | 凰雅沙雀 | ■2008-02-12 19:53 | ID : FZ8c8JjDD8U | |
合計 | 60点 |